先日のブログの内容で、「食事をすると口の中が酸性に傾く」という話しをしました。
今日はなぜそうなるのかを少し掘り下げてみたいと思います☝
それは口腔内細菌が食物中の砂糖を餌にして酸を産生するからです。
口腔内細菌は歯についた歯垢(プラーク)に多く存在します。
その菌が酸を作り、歯の溶けるpHであるpH5.5以下を保つと歯はどんどん溶けてしまいます。
そしてむし歯になるのです。
むし歯菌はむし歯を作ってその中に逃げ込みどんどん増殖するんですね????♂️
ちなみにpH5.5以下というのはエナメル質の話しです。
象牙質が露出しているような歯だと溶けだすpH(臨界pH)はもう少し中性寄りのpH6付近となりより危険です。
今回はここが論点ではないので象牙質う蝕(根面う蝕)についてはまた別の機会にお話ししますね????
いずれにせよ、歯が溶ける以上に酸性だと歯にとって悪いわけです。
唾液には緩衝作用(pHを中性に戻す作用)や抗菌作用があります。
そしてそれらには個人差があります。
唾液の緩衝作用が弱い方は同じように歯を磨いていてもむし歯になりやすかったりします。
これは個人差なのでその分しっかりとお手入れをするしかありません。
臨界pH以上にpHが戻ると再石灰化が起こり、一時的に傷ついた歯が修復されます。
ですから、その再石灰化が起こる時間を長く保つことが重要なのです????
日常生活を送る中で歯のことを少しでも考えるキッカケになれば幸いです????
お電話、web予約もしくはLINE予約にて
お気軽にご連絡くださいませ。
診療受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30~11:15 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
13:15~18:00 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
休診日:水曜日・日曜日・祝祭日