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2022年06月14日

定期的にクリーニングに通っているのになぜ歯茎が腫れることがあるの!?

これは患者さまからよく頂く質問のひとつです。

これにはいくつかの理由があります。
まず、以下のことを理解する必要があります。

  1. 歯科医院でのメインテナンス(クリーニング、プロフェッショナルケア)は補助でありケアの主役はご自宅でのセルフケアである
  2. 普段のセルフケアを含め、ケアで対応するのは、顎の骨より外の部分(お口の中に露出している部分)であり骨の中の病変には対応できない

そのうえで、どういうことか見てみましょう。

1.についてですが、
ケアの主役はセルフケアです。1~3ヶ月に一度のプロフェッショナルケアのみではどうしても限界があります。たとえば、ダイエットで1~3ヶ月に一度だけパーソナルトレーニングを行い他の日は何も気にせず食事をしだらだらと過ごして成功するでしょうか。想像に難くないはずです。結果にコミットするためには、ご自宅でも厳しい食事指導や運動指導が課せられます。歯科でも同じです。歯科医院で一度ケアしたら、ご自宅では適当にはみがきをしていいわけではありません。そこには食事の摂り方なども関係してきます。むしろ歯科医院は普段のセルフケアの行い方を確認する場なのです。ですから、普段きちんとセルフケアをしていないとやはり、腫れてしまうことはあるわけです。

続いて、2.についてですが、こちらは少し難しいです。
きちんと、セルフケアを行っていても歯茎の腫れは起こり得るのです。実は、セルフケアやプロフェッショナルケアでケアできるのは顎の骨より外の部分、いわゆる「お口の中」や、「歯周ポケットの中」のみとなります。歯周病の中でも「根尖性歯周炎」と呼ばれるものはカバーできないんです。「根尖性歯周炎」とは書いて字のごとく歯の根の先、つまり顎の骨の中で起こる歯周炎のことです。図でみてみましょう。

これは、メインテナンスで定期的に通院している方でも、過去に虫歯などで神経の治療をおこなった方はどなたでも起こりえます。神経を取る治療をするまで虫歯などを放置してはいけない理由の一つですが、神経の治療を行ってしまうとどなたでもこの危険性がつきまといます。神経の治療で可能な限り細菌を除去しますが、その後の再感染や取り残された細菌が増殖し、根尖性歯周炎を引き起こしてしまいます。レントゲンではこのように写ります。

ただ、根尖性歯周炎が認められても自覚症状などがなければ「経過観察」を行うことも多くあります。そのため、急に再発した場合、メインテナンスをおこなっているのに「急に歯茎が腫れる」ということが起こり得るわけです。

さて、今回は、なぜメインテナンスで定期的に通院していても歯茎が腫れるのか、についてお話しさせていただきました。
こういったことは理解しづらく、あまり詳しくチェアサイドでお話しできないため難しいですよね。なにか疑問点などございましたら担当の歯科衛生士にご質問ください。

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