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2024年02月26日

何も説明されずに銀歯が入っていませんか?

 

キラキラと光る銀歯、あなたの口の中にありませんか?
特に下の歯に銀歯が入っている口を開けるたびに銀歯が見えますよね…。もし、説明されずに銀歯が入っているとしたら…大きな損をしているかもしれません…。
なぜなら、現在では保険治療でも銀歯を使わない方法が増えてきているからです。
現在では、金属を使わない「メタルフリー」という考え方が主流となってきています。

銀歯とはなにか

保険治療で虫歯治療を行うと銀歯が入るイメージがありますよね?その銀歯って一体何者なんでしょうか。

保険治療で用いる銀歯ー金銀パラジウム合金

現在使用されている、いわゆる保険の銀歯はこれにあたります。金、銀、パラジウムなどからなる合金です。
当然、この合金の詰め物、被せ物が使用されているのはメリットもあるからです。

  • 強度があり割れにくい
  • 形態の付与が行いやすく鋳造しやすい

などです。ただ、それよりも多くのデメリットがあります。

  • 金属アレルギーの原因になる
  • 下に虫歯ができてもレントゲンで見つけにくい
  • 劣化が早く、やり変えを行う必要がある
  • 歯と接着しないので脱離しやすい
  • 温度変化で伸び縮みするため隙間ができやすい

など、数え切れません。ただ、今まではこの方法しかなかったためこれが保険治療の主なものとして用いられてきた経緯があります。

保険治療で用いる銀歯ーアマルガム

こちらのアマルガムは水銀の合金です。水銀と聞くと少し怖いですよね。現在では用いられていませんが、過去に治療した方には充填されていることがまだまだございます。ツヤのない、形のアバウトな銀歯はこのアマルガムの可能性が高いと言えます。できるだけ早くやり変えを行いたいものです。では、保険でもできる白い歯とはどのようなものでしょうか。

現在、保険治療で銀歯の代わりに用いられているものーCAD/CAM冠、インレー

このような、コンピューターでデザインされ、機械で削り出す、プラスチックの白い詰め物や被せ物が現在では使われることがおおくなりました。CAD/CAM(キャドキャム)と言います。保険制度で、適用できる歯と適用できない歯があり、それは患者さんの口の中の状況により異なるため分かりづらいのですが、多くの場合適用でき、説明なく銀歯が入っている方ももしかしたら白い歯をいれることができるかもしれません。
ただし、もちろんデメリットもございます。

  • プラスチックなので割れやすいことがある
  • セラミックスに比べ粗造なため汚れが付着しやすい
  • 吸水性があるので経時的に着色が起こる

などです。

自費治療の白い歯とはどう違う?

保険でも白くできるのなら、なぜ自費治療があるのでしょうか。自費治療で作られる詰め物や被せ物はセラミックでできています。セラミックにはジルコニアや、ガラス系の材料があり、やはり保険治療で用いるプラスチックに比べるといい材料です。先程述べたプラスチックの欠点を補うものといえます。ですから自費治療はやはりよりよい治療となります。

まとめ

いかがでしたか?保険治療でも白い歯を入れることが可能なことを知らない方もいらっしゃったと思います。歯科医院では聞けばしっかりと説明を行ってくれるはずです。当院では、どのような選択肢があるかを必ず説明します。また患者様によって向き不向きもございますのでメリット・デメリットを丁寧に説明します。
銀歯が入っている方はぜひご相談ください。

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