新学年が始まり、学校では歯科検診の時期になってきました。私も城南学園小学校で歯科健診を担当しており、今月歯科検診があります。
歯の健康は、人間の健康全体に密接に関連しているため、日々のケアや検診が非常に重要です。特に子どもたちの歯の健康は、将来の成長と発達に大きな影響を与えるため、注意が必要です。
学校歯科健診は、歯の健康状態を把握するための重要な手段ですが、その結果だけに頼ることはできません。そのため、歯科医院での検診を併用することをお勧めしています。
学校歯科健診は、子供たちにとって定期的な歯科検診の機会となります。歯科医師による簡単な視診が行われ、虫歯や歯周病などの歯の健康状態や顎関節の状態などを把握することができます。この健診は、健康な歯を維持するために非常に重要ですが、それだけでは十分な情報を得ることができないことがあります。
私の場合、学校歯科健診このような姿勢で行います。かなり体勢に無理があり、歯科医師によってはルーペを用いずライトのみのことも非常に多いのが現状です。学校歯科健診は、あくまでスクリーニング検査という位置づけです。でももちろんどの先生もきっちりと診てくれています。
学校歯科健診は、
などの特徴があり、精度にはどうしても限界があります。
ですから、むし歯などにチェックがなかったから安心!というわけではないのが実情です…。
これだけでは歯の健康状態を正確に評価することはできません。歯科医院での検診では、より詳細な検査が行われ、虫歯や歯周病の初期段階などの問題を発見し、治療することができます。
こういうこともよくあります。それはスクリーニング検査のため、少しでも怪しい場合は「問題あり」にすることがあるためです。かかりつけの歯科医院で問題ないと言われている場合は、学校歯科健診で「問題あり」にチェックがついていてもそこまで心配することはありません。いつも通り、かかりつけの歯科医院に通院された場合に伝えていただけたらしっかりと診てもらえるかと思います。
歯科医院での検診は、学校歯科健診よりも詳細な検査が行われます。私たち歯科医師は、歯の状態をより詳細に評価するために、レントゲン撮影や歯周ポケットの測定などの検査を行うことができます。これにより、虫歯や歯周病の初期段階などの問題を発見し、適切な治療を行うことができます。
学校歯科健診とは異なり、歯科用チェアに仰向けで横になるため、無理のない体勢でしっかりと口の中を確認することが可能です。
歯科医院での歯科検診は、学校での歯科健診と比べてより詳細な検査が行われることが多く、専門的な診断や治療が受けられます。
学校歯科健診は、歯科医師による簡単な検査やアドバイスが受けられる機会です。問題の早期発見ができ、歯科医院に通い慣れていない子どもたちにとっては貴重な機会です。
一方、歯科医院での歯科検診は、より詳細な検査や治療が受けられるため、重要な検査機会です。定期的な受診により、虫歯や歯周病の早期発見や治療ができるため、健康な歯と口腔の維持につながります。
どちらも大切な検診の機会であり、両方の検診を併用することで、より健康な歯と口腔の維持につながります。
いかがでしたか?
学校歯科健診も歯科医院での検査もどちらも大事なことが理解できたかと思います。お子様が持って帰ってこられた歯科検診の用紙に一度目を通してみてください。かかりつけの歯科医院がある方はその先生に見せてより精密に診査・検査をしてもらってください。今まであまり歯科医院に行ったことのないお子様はぜひ、歯科医院での定期的な検診のきっかけにしていただければ幸いです。
お電話、web予約もしくはLINE予約にて
お気軽にご連絡くださいませ。
診療受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30~11:15 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
13:15~18:00 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
休診日:水曜日・日曜日・祝祭日